【チーム医療の推進】

NST(栄養サポートチーム)について

NST(栄養サポートチーム)とは?

NSTとは、「Nutrition Support Team」の略称で、医師・管理栄養士・薬剤師・看護師・リハビリスタッフなどの専門スタッフが連携し、それぞれが専門的な知識や技術を出し合い、総合的な見知から栄養管理を行うことを目的とした医療チームです。

栄養管理には輸液の選択、摂食嚥下リハビリの実施、患者さまの情報など様々な要素が絡むことから、各職種で必要情報を持ち寄り、総合的に検討を行うことで、より理想的な栄養管理へと導いていきます。

NSTの役割

NSTは以下の10の役割を担って活動を行います。

  1. 栄養不良患者の早期発見
  2. 適切な栄養管理がなされているかをチェック
  3. もっともふさわしい栄養管理法を指導・提言
  4. 栄養状態の改善による治癒促進
  5. 栄養管理上の疑問(コンサルテーション)に答える
  6. 無駄と合併症の防止による経済効果
  7. 早期退院や社会復帰を助ける
  8. 新しい知識の習得
  9. 栄養管理の改善による患者満足度の向上
  10. NST活動の評価(治療効果・教育効果・経済効果)

NSTメンバーの主な活動内容

管理栄養士
  • NST回診での症例の提示
  • 栄養療法のプランニング
  • 栄養療法に伴う合併症の早期発見・予防
  • 患者・家族への食事指導・説明
  • 嚥下食の提案
  • 栄養補助食品などの情報提供
  • NSTカンファレンスの集約・入力
看護師
  • 病棟看護師との連携
  • 対象者の身長・体重・腹囲・浮腫・ツルゴールの計測
  • 経腸栄養剤の投与手技、食事介助手技などの栄養管理手技の是正・指導
言語聴覚士
  • 摂食・嚥下状態に関する情報提供
  • 対象症状の身体機能データの入力
  • 摂食嚥下カンファレンスの集約・入力
  • 口腔機能の維持・管理
理学療法士
  • 症状の筋肉厚計測・評価のデータ入力(METs運動強度)
医事スタッフ
  • 診療報酬に関わる情報提供

NST介入対象者

NSTは以下の患者へのサポートを実施します。

  1. 療養型病床の中心静脈栄養を実施している患者
  2. 経口摂取、嚥下機能改善の可能性が見込まれる患者
  3. 平均経口摂取量5割未満の患者
  4. 栄養評価、管理、指導にNSTが介入するうえで、患者の利益、病院の安全管理上望ましいと考えられる低栄養患者(アルブミン3.0g/dl未満)
  5. 褥瘡がある、または褥瘡リスクが高い患者
  6. 2ヶ月で体重が10%以上減少している患者
  7. リハビリにより活動量が増加している患者

チームの活動状況

キックオフミーティング

2022年5月10日 内容: NSTの概要説明(役割・活動内容・評価方法・使用書式・規約など)
参加: NSTメンバー

 

定期ミーティング

定期ミーティングの様子

毎月2回
第2・4火曜日
午前
  • 自前にピックアップされた「栄養評価患者リスト」に基づき、患者さまの病状や栄養状態を共有し、NSTの介入が必要かの検討を行います。
  • NSTが介入する患者さまに対し症例検討を行い、適切な栄養管理を決定します。

 

NSTラウンド

NSTラウンドの様子

毎月2回
第2・4火曜日
午前
  • 「定期ミーティング」後にNSTメンバーにて対象患者さまを回診。
  • 患者さまのベッドサイドを訪問し、患者さまと(可能なかぎり)コミュニケーションをとりながら、身体状況の把握などを含めた栄養評価について、職種をまたがった意見交換を行います。

 

勉強会

勉強会の様子

2022年5月9日~19日 テーマ: 「サルコペニアとフレイル」の基礎知識
対象:  看護職、コメディカル

 

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