当院ではグルタチオン療法をお勧めしています。
体内で最も強力な抗酸化酵素である『グルタチオン』は、絶えず発生する活性化酸素を消去し、老化・衰えから身体を守っています。
『グルタチオン』は広範囲な疾患に有効とされていますが、特にアレルギー疾患、肝疾患、皮膚疾患にはその有効性が知られており、近年「パーキンソン病」に著効することが明らかになっています。
米国では、パーキンソン病の機能改善と病状進行の遅延を目的とする『グルタチオン療法』は、多くの施設で行われていますが、日本では広く知られていません。
治療方法について
本治療は15~30分の点滴です。点滴終了後から歩行、振戦、バランスなどが明らかに改善する事例もあり、通常は数回の治療で効果を体感します。
当院での『グルタチオン療法』は、パーキンソン病のステージによって、点滴で投与するグルタチオンの量や、治療期間、治療回数は異なりますが、一般に週1~2回の点滴療法を行います。
主なリスク、副作用について
- 0.1%未満の稀な副作用として、発疹、食欲不振、悪心、嘔吐があります。
- また、非常に稀な副作用として低血糖やアナフィラキシーショック(特定の起因物質により生じた全身性のアレルギー反応)がありますが、ほとんど見られない事例であり、主な原因は防腐剤などの添加物と考えられます。
- 上記のような副作用は非常に稀で、ほとんどの方には副作用はなく、安心してお受け頂けます。
未承認医薬品等の使用等について
未承認医薬品であることの明示・入手経路等の明示
本治療に用いる未承認医療機器は、医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。
日本では、未承認医療機器を、医師の責任において使用することができます。
未承認医療機器についての情報「個人輸入において注意すべき医薬品等について」もご覧ください。
国内の承認医薬品等の有無
国内の各製薬メーカーが「グルタチオン注」として製造販売しています。
諸外国における安全性等に係る情報の開示
米国ではパーキンソン病に対するグルタチオン点滴療法の臨床研究がなされ、パーキンソン病の患者様の脳内においてグルタチオンが減少していることがわかっており、症状の改善にも有効とされています。その中で重篤な急性または慢性の副作用は報告されていません。
費用について
内容 | 金額 |
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初診料 | 3,300 |
点滴料金(1回) | 3,300~6,600 |
補助剤(1回) | 2,750 |
単位:円(全て税込み)
- 「点滴料金(1回)」はグルタチオンの投与量によって変動します。
- その他、医師の指導のもと、効果増強のために使用する薬剤については、別途費用をご負担いただきます。
- 当療法は自由診療のため、健康保険の適用はありませんので、患者さまの全額ご負担となりますこと、予めご了承ください。
また、同時に受診されまし他の検査、治療代につきましても保険適用外となり、患者さまの全額ご負担となります。 - 当療法をご希望の場合は、『総合診療科 野中家久医師』の診察を受診ください。