ご存知ですか?腰痛の様々な原因

腰痛の原因

ひとえに「腰痛」といっても、ギックリ腰のように急に痛みが走るものや、じわりじわりと鈍痛が続くものなど、さまざまなタイプがあります。そんな腰痛の原因を知って、予防や正しい対処につなげましょう。

予期せず起こる「急性腰痛」とその原因

読んで字のごとく、急に起こる腰痛です。重い荷物を持ち上げようとした時や、棚の上にある物を取るのに無理な体勢をした際にギクッと強い痛みが走るなど、腰痛の起きた瞬間が分かることが多いでしょう。

痛みが起こる原因は、腰椎の椎間関節のねんざや靭帯の軽い損傷、肉離れなどによるもので、中には腰椎椎間板ヘルニアが起因しているケースもあります。急性腰痛の症状には個人差があり、激痛によって動けなくなったり、歩くのも難しくなったりと日常生活を送るのも困難になる人もいれば、なにか物につかまれば歩くことができる人もいます。

あまりの痛さにすぐ病院を受診して楽になりたいと思う人も多いでしょうが、無理に動いて悪化させてしまう場合もあります。前かがみになったり、膝を曲げて横になったりと楽な姿勢で様子を見ましょう。

ギックリ腰の場合、安静にしていると痛みが徐々に引いていくケースが多いです。ただし、発熱が見られる、2〜3日経っても痛みが取れないなど回復しない場合は、病院に行きましょう。

なかなか取れない重苦しい痛みに悩まされる「慢性腰痛」とその原因

慢性腰痛は、鈍痛が長く続くのが特徴です。おおむね3ヶ月以上続くことが多く、急性腰痛のように痛くて動けないということはありませんが、常に腰痛に悩まされます。治療などで一時的に回復したと思われても、完治するのが難しい疾患です。

慢性腰痛には、椎間板が脊椎の間から飛び出す「椎間板ヘルニア」や加齢から脊椎の老化が進むことによって起こる「変形性脊椎症」、神経の通る脊柱管が狭くなることが原因の「腰部脊柱管狭窄症」などがあります。

しかし、レントゲンや検査を受けても異常がなく、原因不明とされることも多いのが特徴です。そうなると有効的な治療法を見つけるのが難しいという心配もあります。

ストレスや内臓の疾患が原因で腰痛に!?

外的な要因や腰部の疾患が原因と思われがちな腰痛ですが、実は他にも考えられます。人間の体の中で、腰のあたりには多くの内臓が集まっていますが、この内臓の不調が腰痛として現れることもあるのです。

例えば、胃潰瘍や胆石症、女性特有の病気でいえば卵巣嚢腫などで、この場合の腰痛は病気の危険信号かもしれません。さらに最近では、心身のストレスが原因で腰痛になることも分かっています。はっきりした原因が分からず腰が痛い場合は、自分の心や体としっかりと向き合ってみる必要があるかもしれません。

→ 腰痛治療に関してのご相談は青藍病院まで。

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